2014.5.24
“新緑の青葉が風にのって薫り、五月晴れの空が木々や花々を照らす美しい季節…。”24日はふたりの表情も、ご家族の表情も、緑鮮やかな季節にピッタリで、私たちを照らす太陽のように晴れやかでした。笑ったり泣いたり・・・ふたりにとっても、両家ご家族にとってもそんな「はじまりの日」。花嫁支度をご自分の生まれ育った実家で整え、会場へ向かうおふたり。ふたりには、ご自分の自宅から大切に持参するものがありました。生まれて育った実家の「水」です。ふたり=「種」だと思います。その種に家族は水を注ぎ、光を与え、たくさんの愛情をもって成長を見守り続けました。初めの頃、打合せでおふたりは、「何か結婚式では変わったことがしたいんです!」と会場にオブジェを置いたり、メインのお花は置かないで…、ドレスは着なくとも…と、他にはない結婚式の要望があったのだと思います。でも、披露宴は美術展ではない…。結婚式には多くの人が集まってふたりを祝福し「生立ち」や「なれ初め」、そしてこれから夫婦として社会に出る決意を言葉にしてのお披露目の場でもあります。個性的で創造性のある披露宴を思い描いていた新郎正音(まさと)さんと新婦望(のぞみ)さん。ふたりの想いを組み入れたオリジナリティのある結婚式どう表現するか…担当ウェディングプランナーの私にとっても大きな課題でした。私はふたりにとっての「結婚」はお互いに、世界でたった一人の良き理解者を得たことだと思います。その理由はふたりの結婚式のテーマでもある「ダリア」からでした。「わたしの好きを理解してくれる人」。フローリストでもある望さんの一番大好きな花は「ダリア」。その花の魅力を正音さんは、共感し理解してくれたとカウンセリングの中で伺いました。思い出の地は山形県川西町にある川西ダリア園。ふたりの大好きな花である「ダリア」。調べてみると・・・その花言葉は“感謝”だったのです。そこからが結婚準備が改めてスタート。ダリアをメインテーマに、隠れた感謝の想いをふたりらしく伝える内容の披露宴にしたいと思いました。おふたりも準備はすごく大変だったと思いますが、これからの夫婦生活の上でも大変貴重な経験をされ、またふたりで乗り越えることの大切さも感じられたと思います。私は、結婚式の当日大きなダリアの「花」を見ました。正音さん・望さんの「笑顔」です。大きな花を咲かせた大輪のダリア。ふたりのご家庭も、たくさんの水と光を注ぎ、大きな花が咲く、そんな家庭を築かれることと思います。ダリア、言うまでもなくふたりのメモリアルフラワーですね。ウエディングプランナー 小島 重治
「花嫁支度は自分が生まれ育った家で」は、新婦望さんの夢でもありました。ご自宅での花嫁着付け。
お母様が見守る中、花嫁支度が進みます。望さんも生まれ育ったご実家でのお支度には涙が込み上げるものがあったことだと思います。そして…、お母様がご準備なさっているのは「お水」。「人」にとっても、「花 」にとっても欠かすことのできない「水」。望さんが生まれ育った実家でのお水を大切に、自宅から持参します。挙式はシビルウェディング。おふたりの指輪はダリアをモチーフにしたもの。その指輪のデッサンも一緒にウェルカムボードと一緒に飾られました。
会場はダリアの花をモチーフに、アンティークな色合いで落ち着きつつも可愛らしい配色でコーディネートが施されました。望さんのこだわりは、1着のウエディングドレスで、お花でお色直しをすること。1回目の入場は、紫とピンクの色合いで、バラやトルコキキョウ、紫陽花をヘア、ドレスにたくさん散りばめ、入場しました。入場後、すぐに行われたのは両家の生まれ育った実家の「水」を自宅から持参し、母からふたりへ手渡し。そして「水合わせの儀」を行いました。正音さん、望さんという種をそれぞれのご家族が大切に育てた、命の源の「水」です。水や光は家族の愛情を意味します。おふたりの結婚式は5月24日。正音さんのバースデーは5月28日。望さんのバースデーは5月18日。結婚式の日を「真ん中バースデー」と呼んでいたふたり。お写真のスイカには土屋家のルーツが隠されていました。望さんはお誕生日には、ケーキを食べなかったそうです。毎年決まって食べるのは、この時期、山形では初物となる「スイカ」。そのスイカを選ぶ時、お父様がコンコンッとたたき、いい音がするスイカを選び、土屋家ではスイカを食べるのが毎年決まった望さんのバースデースタイルだったそう。お写真には三つ、並んだスイカがあり、会場をわかせていますが、そのルーツに因み行われたワンシーン。ラストバイトはふたりそれぞれ、お母様から食べさせていただきました。新しくふたりが築かれるご家庭でも、この掟は引き継がれそうですね。何かおそろいのアイテムを…。と、正音さんの友人にはおそろいのソックス。望さんの友人には、イヤーカーフを付けて頂きました。統一感があって華やかです。
望さんのフラワーチェンジでのお色直し。ダリアを髪へ結いつけ、バラの花をストールのように仕立てドレスの一部のように体にふわっと巻き付けました。お父様と入場した望さん。「正音さんとこれから仲良くな。」という意味を込めて、バラでできたストールをふたりに巻き付けていただきました。ゲストが灯してつなだいでくれたキャンドルでロードができました。ふたりは感謝の気持ちを伝えながら、そのロードを歩いていきました。一生に一度。ふたりの大切なゲストに自分たちの口で自分たちらしく感謝の言葉を。ダリアの花言葉「感謝」。その想いはきっと、結婚式でふたりらしく伝えられたのではないかと思います。
テーマ「Yamagatalympic2020」
2020.2.1
おふたりの式に参列してくださるゲストの多くはスポーツ経験者であり、座って見ている堅苦しいものよりもみんなで楽しめる進行、演出にしたいという想いと、自分たちを育ててくれた地元山形をオリンピックイヤーの2020に絡めたいというところからこのテーマに決まりました。参列してくださったゲストにはおふたりのご友人のような年齢層の方だけでなく、幅広い層の方がご来館くださいます。テーマは「Yamagatalympic」。暇そうにしている人なんていない、全員が主役のパーティーに。そしてドレスを...
たくさんの「思い描いていたもの」を詰め込んだ結婚式
2020.1.25
「結婚式はもっと自由でいいんだ」と、私の考えを解きほぐしてくれるやりたいこと盛りだくさんで陽気な和樹さん、優花さん。 パティシエをなさっているご友人に作っていただいたウエディングケーキや、学生時代に調理を学ばれていた和樹さんからお母様へお料理で感謝を伝えたシェフズキッチンの演出。ご友人からの祝福を形にしたシーンや支えてくれたご家族への感謝を伝えるシーンの数々は、ゲストとの絆の紐をより固く結び直してくれたはずです。 結婚式準備 そんなおふたりの「らしさ」「憧れ」「こだわり...
おふたり、ゲスト、スタッフ全員が元気をチャージした結婚式
2019.11.4
車のセールスマンとしてお客様との信頼関係を大切にされている新郎郁也さん、助産師として命の誕生に携わり、妊婦さんの心に寄り添いながら働かれている新婦裕子さん。 常に前向きでエネルギッシュ。性格は違えど周りにいる人をとても大切にしているという想いはすぐにおふたり共通の気持ちであると感じ取れました。 結婚式は「とにかく楽しかった!」と言ってもらえるものにしたい。そしてオリジナリティのある結婚式にするため、ケーキ入刀や感謝の手紙を読むといったよくあるシーンは避けたい。色々な想いを...
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