味の記憶
一期一会、一期一生。
「一食も一生も美しく」
この日にしか味わえない料理があります。味の記憶はおふたりのパーティーの記憶になるのです。舌にはすごい力があると思います。食べた記憶のない料理でも、懐かしい感じがしたり、食べると思いだす光景があったりした経験はありませんか?
結婚式のお料理は、おもてなしのカタチとなって表れます。普段なかなか食べる機会のない料理やお祝いに欠かせない食材、季節感を取り入れ、ご出席いただいたお客様に喜んでいただく事が一番の「おもてなし」であり、また、味の記憶も持ち帰っていただければ、おふたりにとってとても喜ばしいことだと思うのです。そして、おふたりの結婚式のことをいつまでも思い出してくれたらうれしく思います。食すことによって笑顔になれるのも料理の力ではないでしょうか。おふたりの決意やおふたりの感謝などお届けできればといつもそんな風に考えております。食を通じたご縁が皆様の親交を紡いでいきますように。
総料理長 高橋 正伸