2013.12.15
日本の結婚では新郎新婦のいずれかの苗字が変わる_。覚悟というか決意というか、家族やふるさと、これまでの人生に一区切りするようで、気持ちの整理のつかない花嫁さんをこれまでも多く見守ってきました。このふたりは「婿入り」で新郎さんの苗字が変わります。私も結婚で姓が変わった一人として複雑な思いがよくわかります。新婦の祐理子さんは「自分のせいで、申し訳ない・・・。」不道徳なことをしているわけではないのですが、どこか罪悪感のようなもの感じ自責の念を抱いていることが伝わってきました。また、そのことを新郎、成貴さんも気丈に気遣い、持ち前の「俺についてこい」と言わんばかりの男らしい、頼もしい、優しい一面が幾度か見られました。私はふたりのウエディングプランナーとして、ふたりに伝えたいことを時間をかけても話がしたいとおもいました。結婚=しょうがない(苗字が変わる)という考えを変えさせたいという思いからです。それは人生のルーツです。姓が変わっても絆や縁(えにし)は切れないし、仲間やふるさと、家族もある。ただ、結婚はふたりの人生のスタートですから、そのスタートをきろうとしているときに「しょうがない」という気持ちは持たない方がいい。ふたりの場合は「必然」、「そうなるのが決まっていた」という奇跡に感謝し、新しい人生を、結婚式を迎えた方がいい。そう伝え、ふたりのルーツを共に探しに出かけました。ふたりの初デートが地元の富神山登山と聞き、ビデオカメラを持って一緒に登山しました。ふたりの育った地域が一望できる最高の場所でした。私も一緒に登れたこと、嬉しく誇りに思います。今度は10年後でしょうか、いつか家族が増え、お子さんと手を取って登ってほしい。そして、この山に登ってパパは苗字が変わって君と出会えたんだと子供に伝えてほしい。結婚式のテーマはふたりが生きてきた証~しるし~です。PS:富神山山頂にはノートがあります。そこに登頂を“しるし”てきました。 ウエディングプランナー 小島重治
ふたりが生きてきた証~しるし~|両親と一緒にウエディングケーキにしるしを入れました。この時、ゲストはほんとに多くカメラを持って集まってくれました。ステージから降りて皆と同じところでケーキ入刀をしたことでより近くなり「心」が通ったような気がします。また地元の人や友達、多くの人をご招待してこの瞬間があったこと、見守ってもらえたこと、それは「感謝」のひとことだと思います。そして、私が感動の渦に、そして会場が拍手の嵐に呑み込まれたのは次のシーンです。ふたりのルーツと言えば、両親ですから「父と父の握手を!」ということで司会者より促します。ここまでは予定通りの進行。次の瞬間、男同士の固い握手、そしてこの後、予想だにしなかった奇跡が、お互いの父は思いっきり抱き合い。婿入りという、「我が子を思う気持ち」と「娘を選んでくれた息子」への万感の思いをぶつけ和合した瞬間でした。
新婦さんの「妹」|結婚式の準備中にとあることから、私のところに新婦さんの妹(真理子)さんが来ました。もしかすると姉が「婿取り」で悩んでいるかもしれないというご心配。でもそこは私(ウエディングプランナー)も存じ上げておりますよ。大丈夫というお話をしました。妹さんからは「女系という負い目を感じず、幸せな気持ちで結婚をしてほしい」という優しいメッセージを頂き、サプライズのビデオメッセージを制作しました。ご家族みんな互いを心配し気遣い素敵なご両家だと思います。フィナーレは全員参加でキャンドルの灯りをリレーするイベントで丸く、温かい、光に満ちた未来が表現できたと思います。
テーマ「Yamagatalympic2020」
2020.2.1
おふたりの式に参列してくださるゲストの多くはスポーツ経験者であり、座って見ている堅苦しいものよりもみんなで楽しめる進行、演出にしたいという想いと、自分たちを育ててくれた地元山形をオリンピックイヤーの2020に絡めたいというところからこのテーマに決まりました。参列してくださったゲストにはおふたりのご友人のような年齢層の方だけでなく、幅広い層の方がご来館くださいます。テーマは「Yamagatalympic」。暇そうにしている人なんていない、全員が主役のパーティーに。そしてドレスを...
たくさんの「思い描いていたもの」を詰め込んだ結婚式
2020.1.25
「結婚式はもっと自由でいいんだ」と、私の考えを解きほぐしてくれるやりたいこと盛りだくさんで陽気な和樹さん、優花さん。 パティシエをなさっているご友人に作っていただいたウエディングケーキや、学生時代に調理を学ばれていた和樹さんからお母様へお料理で感謝を伝えたシェフズキッチンの演出。ご友人からの祝福を形にしたシーンや支えてくれたご家族への感謝を伝えるシーンの数々は、ゲストとの絆の紐をより固く結び直してくれたはずです。 結婚式準備 そんなおふたりの「らしさ」「憧れ」「こだわり...
おふたり、ゲスト、スタッフ全員が元気をチャージした結婚式
2019.11.4
車のセールスマンとしてお客様との信頼関係を大切にされている新郎郁也さん、助産師として命の誕生に携わり、妊婦さんの心に寄り添いながら働かれている新婦裕子さん。 常に前向きでエネルギッシュ。性格は違えど周りにいる人をとても大切にしているという想いはすぐにおふたり共通の気持ちであると感じ取れました。 結婚式は「とにかく楽しかった!」と言ってもらえるものにしたい。そしてオリジナリティのある結婚式にするため、ケーキ入刀や感謝の手紙を読むといったよくあるシーンは避けたい。色々な想いを...
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