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Wedding Report

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結婚式は生きている

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2013.9.29

大黒柱が支えた家族の在り方

『大切な家族があること…』

私は、この新郎新婦に出会い改めて気づかされました。結婚式はおふたりにとって人生の中の特別な一日ですがその一日は決して一度きりの通過点ではなく、これからふたりの人生と共に歩み、未来を支えるであろう経験となり、10年後、20年後、50年後…いつでもその喜びを振り返り確かめ合うことができます。まさに「結婚式は生きている」そんな結婚式だなぁと律泰さんと茉純さんの披露宴を見て感じました・・・。これから先もずっとこの結婚式はふたりの中で生き続けるんだろうな・・・と。学生時代の同級生というおふたり。8年というお付き合い期間を経て、2013年9月29日に晴れの日を迎えることとなりました。打合せ初日ふたりをヒアリングをした時のシートには「どんな家族にしたいですか?」の質問に対して「父親中心の家族」、「大黒柱の父がいる」とおふたりがそれぞれに記しておりました。おふたりから詳しく聞いてみるとそれぞれ「いつでも家族の中心は“父”でした。」というお話。お父様が大黒柱としてどんなことがあっても家族を守り、あたたかな家庭を築き、家族へ愛情を持って接したのだと思います。もちろん育った環境は違いますが律泰さん、茉純さんの共通の「家庭・結婚」への価値観であり、父への尊敬の念です。またおふたりの披露宴に対する考えにも、どこか昔からあるものを大切にしているというようなところを打合せの中でも感じておりました。その背景にはやはり両家共に家族との強い絆があったように思います。古き良きアットホームな日本の結婚披露宴、親御様がご納得してくれる披露宴だったのだろうと思います。実は新郎のお父様は他界されており、披露宴を通じてできる親孝行を精一杯ふたりがしたかったのだと思います。どんなに時代が変わっても変わらないものがあります。人と人とがつながり、人を想う気持ち、感謝、あたたかい心は何ものにも替えがたい輝きを放ちます。お互いを想い、お互いの家族を大切に想い、だからこそ立ち止まらずに、結婚式を挙げようと決めたふたりの勇気に私は心から祝福の拍手を送ります。私はふたりの結婚式では新郎さんの父との絆が「生きている」と思いましたし、これからも「ふたりの結婚式(絆)はずっと生きていく」そう思います。父が他界されたとき、結婚式を本当に挙げるべきなのだろうか…本当に悩んだ日々もあったことだと思います。親戚や友人、そして、家族、父の存在がふたりを後押しし、いつまでもいつまでも支え続けます。披露宴おひらき後、両家の家族で一緒にVサインをして撮った1枚の写真。秋葉家阿部家ご家族のその柔らかな表情に安堵し、微笑みながら見守っていたのは私だけでなく…お父様もきっと満面の笑みだったことと思います。そして、おふたりにとっても既にあたたかな家庭を築かれる一日目となったことは言うまでもありません。より固い絆で結ばれた家族、結婚式の中であたたかな家族の心が生きていました。 ウエディングプランナー 奥山 玲奈

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おふたりの8年という年月のお付き合いの傍らには常に“音楽”がありました。高校時代バンドを組んでいた律泰さん。そのバンドにヘルプで入ったこともあるという茉純さん。「出席番号が近かったこともあり、何かとグループが一緒になることが多かったんですよー」と話されるおふたりには、もう運命の糸が結ばれていたのですね。ふたりを繋いだ思い出の大切な曲で“ふたり”という曲があるそうです。なぜその曲がおふたりを繋いだ曲なのか、プランナーが伺ったところ、「不安になったり、自分の気持ちがわからなくなりそうな時や辛い時にこの曲を聴いて互いの気持ちを確認したからです」とお答えくださいました。音楽はおふたりを繋いだ大切なルーツ。披露宴のモチーフは自然と音楽をテーマにしたものへと作り込まれていきました。ハコセコのご入場シーン、律泰さんのお母様はお父様の想いも胸におふたりへ番傘を手渡ししていただきました。“ふたり”の曲を歌っているバンドからのメッセージをサプライズでご用意していた茉純さん。まさかの出来事に驚きの表情の律泰さん。涙がこぼれないように天を仰ぎみる姿が印象的でした。

音楽にあふれたパーティー。生演奏での四重奏も入り、音楽での感謝のおもてなしを表現しました。2年前から制作に取り掛かっていたという豆しばのタキシード&ドレスは新郎お母様手作り!2着目もご用意いただき、新郎新婦のお色直しご中座に合わせて、豆しばも律泰さんのお姉様によってお色直しして頂きました。ご友人からの祝福のアトラクション、ケーキ入刀のセレモニー、ひとつひとつのシーンに感動があり、その喜びをみんなで分かちあいます。茉純さんのご中座のシーン、エスコート役は大好きな弟がいるんです!と嬉しそうにお話ししてくださった弟様と。京都で庭師の修業中だという弟様ですが、もしかしたら披露宴にも参列できないかも…と聞かされていたそうです。当日は無事に参列することができ、共に嬉しいご中座のシーンが実現しました。

プランナーが両家の親御様にお願いした1通のお手紙。今日の日を迎えるにあたり、様々な親御様の我が子へ対する想いがあったことだと思います。おふたりへはサプライズとして、親御様から手渡されました。結婚式を挙げるという選択をしていなければ実現されなかった突然の出来事。必至でご準備をされてきたおふたりにとっても、はじめて知る親御様の想いが綴られたそのお手紙を大切に握りしめていました。おひらき後ご両家ご家族で撮影した1枚のお写真。大切にしたい家族がいることへの有難い感謝の気持ちが現れている笑顔のお写真でした。

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