「新郎の挨拶って、何?」、私とひと回り以上も若い新郎さんの言葉。はて?と思いながらも、すぐに納得。そう、披露宴にお呼ばれした経験が無いのです。そもそも新郎挨拶には、3つの柱があると言われます。本日お越しいただいたことへの「御礼」。これから居を構え、ふたりで人生を歩まんとする「決意」。そして、今後ともご指導ご鞭撻を仰ぐ「お願い」です。先の新郎さんには、私がザックリと文章をつくって、イメージできるようにしました。「がんばって覚えます!」何とも可愛らしい笑顔で、頼もしい一言。
『徳 孤ならず、必ず鄰有り』(とく こならず、かならず となりあり)ありがとうの感謝を言葉で言える人のまわりには、大勢の善人が集まる、と孔子は説いています。
人は迷いの中で、自分で自分の道を選んできた。こんなふうに考える人もいると思います、本当にそうでしょうか?
披露宴のラスト、会場を見渡してみてください。煩わしい競争や比較に悩まされ、孤独を味わい、トラブルに巻き込まれても、家族がいて、友人がいて、先生がいました。
だから「声が震えてもイイじゃない?」と思います。
当日「おめでとう!」と割れんばかりに大盛り上がり。