クリスマスを前に、身近なところにも、
街中にも、多くの「灯(あかり)」を見ることが
できます。
長年不可能だった青色発光ダイオード(LED)の
開発に成功、量産技術を開発し世界で初めて製品化した
日本人3名のノーベル物理学賞の受賞は、記憶に新しい
ところです。
ロウソクの灯、LEDの灯それぞれが、私たちの生活において
大きく役立っていることは言うまでもありませんが、
前者には、後者に無い役目、意味があることを、
1組の結婚式を機に、最近知ることになりました。
結婚式では、「キャンドルサービス」を行なうカップルが多勢
いらっしゃいます。思えば私たち人間は、喜びや悼みに際し
必ずロウソクを灯しています。
調べてみると世界中の殆んどの宗教は、ロウソクの灯のもとで、
心からの祈りを捧げていることも分かります。
仏教上ロウソクを供える(灯す)ことは、その炎で周囲の汚れを
清め、魔を除き、煩悩から抜け出すために光を当てる意味がある
のだそうです。
なるほど、
電気のON、OFFで点灯されるLEDの灯には、ロウソクの灯の
ような意味を見出すことは、ちょっと難しく思います。
9.11や3.11において、世界中の人が無数のロウソクを捧げて
祈る光景がありました。世界中の人々の心の中には、場所は違えども
同じ感情、考えが宿っているからだと思いますし、それは、宗教の
枠を遥かに超えて、人として自然な心、行為なのだと思います。
慶事、仏事に関わらず、「祈り」「願い」のもとで、
ロウソクに火を灯すことは、とても荘厳で、炎のゆらぎや
温もりのなかで、人と人との巡り会いの不思議さをも
感じることができる、素敵な時間です。
皆さんでしたら、どんな想いで灯しますか?
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笑って、泣いて、手をつなごう
山形の結婚式は パレスグランデール
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