先日、子供がマーチングバンドの東北大会に出場。
ひと月前の県大会と同じく「花は咲く」という曲をラストに構成、
そのサビの「♪私は何を残しただろう」の一吹きは、
純粋で、澄み切った、張りのある音色とともに、
同じく活動を共にする約50名余りの「想い」や、
その家族の「想い(支え)」を乗せ、また一段上の大会へ
導いてくれました。
1ヶ月あれば、「想い」は形になり、達成感が生まれ、
更なる意欲が湧いてくる、ということを、
今更ながら教えられた気がします。
そして、似たようなことが、結婚式の準備にも
当て嵌まるのではないかとも思いました。
なかなかエンジンが掛からなかったふたり。
一緒に住んでいても、日々の仕事で疲れ、思うように
準備も進みません。
そしてラスト1ヶ月。
「間に合わない」。
私も今、でき得る限りの時間をふたりと過ごしていますが、
当日出席される方からのメッセージや、プレゼント、アイテム
等を目の前に、伝えなければならない「想い」の大切さを
感じていただきながら、準備を進めています。
特に難関であるVTRのコメント作成は、
1枚1枚に込められた想いを聞き取り、時に想い出を語って
いただきながら、より二人の想いに近づけるコメントを全て
私が考えてあげることにしました。
その作業を終えてから、一段とふたりの顔つきも変わりました。
ゴールが見えた安心感なのか、
ふたりの中で、日頃部屋では見えなかった姿があったからか、
近くに居るのに気づかなかった、小さな幸せ達に気づくことが
できたからか。
ゲストにも、お二人に対する「想い」があって、
当日駆けつけてくれます。
「当日受ける、全ての祝福に感謝しよう」。
これが、今の私たちの合言葉です。
私と一回りも違うふたりが残してくれた言葉。
「何とかなる、諦めない」。
「私は何を残しただろう」の問いの答えは、
やはり結婚式にありました。
厳密には、「私に」何を残しただろう、ということなのでしょうが、
幼い子供から、あるいは、お客様から教えられることは、
心から嬉しく、財産であると思います。
「花は咲く」の最後の一節は、
「♪いつか恋する君のために」です。
手前味噌でありますが、
今回は一人のプランナーとして、
恋するふたりに何かを残してあげることが
できているのではないかと、思っています。