実り、収穫の季節。
結婚式も多く、週によっては2,000人もの方々が訪れ、
お二人の門出を祝福なさいます。
人それぞれに、おもてなしの心や品物が手渡され、
その代表格が『引出物』ですが、以前触れておりますので、
今回は『プチギフト』についてお伝えしようと思います。
言葉の通り、『小さな贈り物』を意味し、毎週毎週、
色んなアイテムが登場します。ご存知の通り、幸せのお裾分けと
いう意味が込められる共に、お越し頂いたことへの感謝や、これからも
よろしく、という意味も込められています。
「ドラジェ」・・・子孫繁栄、幸福など
「スプーン」・・・幸せをすくい取る
「箸」・・・幸せの架け橋、橋渡し
等など、個々に意味を持つものもあれば、
これからの時期、『ハロウィン』に因んで、
お菓子のつかみ取りをして、たくさん持って帰っていただこう!
というアイデアもチラホラ。
先日ご結婚された高円宮家典子さまと出雲大社の権宮司千家国麿さん
ご結婚の引出物は『ボンボニエール』。
調べてみると、ボンボニエールは陶器でできており、
千家家の門と典子さまのお印である蘭が描かれているのだそうです。
そもそもボンボニエールとは、皇室では結婚式などの祝宴の記念品として
贈る慣習があるそうですが、フランス語で砂糖菓子を入れる器のことで、
手のひらに乗るくらいの小さな箱に金平糖を入れるようです。
こんぺいとうは、ポルトガルからの伝来品と言われ、
当時は公家や高級武士しか口にすることが出来ない貴重な品、
製造法はいっさい秘密でした。
ブライダルにおける『こんぺいとう』も、プチギフトの
代表格。
一人ひとりへの想いを考えると、
『小さな贈り物』一つひとつにも意味を持たせてあげたいですね。