先日、子供がマーチングバンドの大会に出場。
3曲演奏した中に、「花は咲く」という曲がありました。
そのサビには「♪私は何を残しただろう」という一節があります。
同じく活動を共にする約50名余りの「想い」を乗せて、
この一節をひとりで奏する重みは、親ですら耐えることの難い
ものがありました。
結婚式に参列いただくゲストの方々へは、
新郎新婦それぞれの「想い」があります。
ゲストにも、お二人に対する「想い」があって、
当日駆けつけてくれます。
「私は何を残しただろう」の問いの答えは、
結婚式にある、と最近考えるようになりました。
ここにいる、ゲストとの繋がり、家族との繋がりは、
重く、何物にも代え難い結びつきです。
私は、その「繋がり」を残してきたのだと思います。
残してきたから、今日、ここに集ってくれたのだと思います。
前述した「同じく活動を共にする約50名余り」の子供たちには、
家族が存在します。そのひと吹きには、家族の想いも乗せられました。
結婚式は、お二人ばかりでなく、家族として迎えるものです。
ですから、語られる「新郎挨拶」には、お二人の想い、
両家の家族の想いを乗せて欲しいと思っています。
簡単にではなく、重き言葉として自分にも唱えながら語って欲しい、
そう願います。
「花は咲く」の最後の一節は、
「♪いつか恋する君のために」です。
厚かましくも、
私も一人の人間として、親として、
恋する人に何かを残して行けたら、
と思っています。