私たちの式場のみならず、全国の各式場では、秋冬の結婚式に向けた準備が始まっております。
その中で、折に触れてご紹介しております『招待者』について、もう少しお伝えしたいと思います。
言い方が正しいかどうかですが、祝福してもらう人を一方的に選ぶということが
『招待者のリストアップ』だと思います。反面、招待できなかった方々には、少なからずバツの悪い、
あるいは、寂しい思いをさせてしまうこともあり、大変難しい準備でもあります。
招待客の構成は、昨今の傾向から友人中心になりつつあるかと思われがちですが、意外や意外、
山形では、まだまだバランス重視でお考えの方が多い気がします。
親族中心でお考えの方は、多くはないですが、徐々に増加傾向にあります。
職場重視の方は、実は多いです。
結婚式には会社の役員、上司を招いて盛大に、という時代錯誤的な感覚は薄れているにしても、
職場から同期、部署内の同僚、支店の同僚等など大勢を招いて、というのは少なくありません。
「これから」お世話になる度合いよりも、「これまで」お世話になった度合い、
「今」お世話になっている度合いを重視する人が多く見られます。
これから準備を進めて行く上で、仕事上、休暇など融通してくださることもあるのではないでしょうか。
さて、上司には来賓挨拶(祝辞)、乾杯挨拶等をしていただくことが多いですが、
お互いの会社での様子や評価を聞くことが出来ますし、親御様も日頃の感謝を直にお伝え出来ます。
当然ながら、お互い夫として、妻としてご挨拶することもできるでしょう。
ここが大事だと思います。
また、お互いの親族や友人は、こうゆう人なんだねぇ、と聞いていてくれるでしょうし、
そんな一面があるんだ、とお互いに気づくかも。
そして、お話が上手で、面白かったとなれば、皆から「挨拶がすごくうまかった!」と言われ、
上司にそれを話すと上機嫌にもなるでしょう。
上司や同僚をお招きする、しないは、社風や最近結婚した同僚の動向、式場の収容人数、
両家ゲストのバランス等で検討されるとは思いますが、『堅苦しい雰囲気にしたくない』というだけでは、
決定的な理由にならない気がします。
お二人で、職場関係をご招待する、しない理由を少し掘り下げてみて、
メリットとデメリットを整理してみると、
何を大切にしたパーティーにしたいか見えてくるかも知れません。
親族も友人も多く来ている披露宴なのに、職場関係者が全く呼ばれていないと、
実は、ちょっと不思議な感じがします。
もし、ゲストが大人数なら、披露宴はキチンと、二次会は友人だけで気兼ねなく楽しめるように、
とすると、より自然なような気がしないでもないです。
今回は長くなりましたが、いかがでしたでしょうか?
誰を招待するか、よい形で決まるといいですね。